【就職時】
学生時代には気にしたこともなく刑事ドラマの中でしか聞いたことのない保険金ですが、社会人になったらたまに噂を聞くようになります。
就職先で出会った先輩に勧められたり、職場にやってきた保険代理店の女性に勧誘されて契約するパターンは本当に多いようです。
就職してすぐ、独身のうちはそれほど高額な死亡保障は必要ありませんが、入院の保障など医療保険は早いうちから加入しておいたほうが安心です。
なので死亡保障はそこそこでもいいから、軽めの保険を見繕ってもらいとりあえず「生命保険に加入している」との肩書きを手に入れようとするのでしょう。
本格的に人生設計をして将来の為の保険を考える段階ではありませんから、その後何度か契約プランの見直しをすることになるかもしれませんので、
あまり真剣に悩んで契約内容を決めなくてもいいのですが、初めての生命保険を体験するのはこの就職時が多いでしょうし、
学生時代から親が契約をしてくれていたとしたら、このタイミングで契約内容の見直しをすることもおおいに考えられます。
【起業・独立時】
サラリーマンの方が独立したり、資金を貯めて起業する時も保険内容の見直しをすることはよくあるようです。
それまでとは収入も大きく変化するでしょうし、独立して自営業を営むのなら厚生年金ではなく国民保険になるので将来的に受けられる保障も減ってしまいます。
それに対応するため、終身や貯蓄を兼ねた生命保険にプランを変えようと動くのは正しい行いで、
保険ショップにも「先週退職したんだ、来週から料亭で見習いとして修行をさせてもらって5年後には自分の店を出すのが目標さ」という
元サラリーマンの姿がたまに目撃されています。
収入の少ない見習い時代はそんなに掛け金の高い保険には入る勇気はないかもしれませんので、しばらくの間は保障の薄い契約に変更となりそうですが、
無事に独り立ちして自分のお店を持てるまでの辛抱です。
それが軌道に乗ったら改めて保険内容の見直しをして、充実した物へとするのです。
【定年退職時】
サラリーマンが定年で退職する頃には、死亡保障の大きな保険は必要なくなります。
また定期保険ですとこれ位の年齢で補償期間も終了となるので、契約内容を見直して新たな保険に変更する頃合でしょう。
定年を迎える年齢ならもう死亡時の保険金は葬式代程度で問題ありませんので、貯蓄や医療保険を充実させる方向に変更するのが一般的でしょうか。
子供の学費や住宅ローン、マイカーローンもあらかた終わらせているでしょうし、死亡していなくてもお給料はもうもらえなくなるのですから、
生命保険での死亡保障にはそんなに頼らなくてもいいのです。
ですが病気になったり入院したりと医療費は増加していくお年頃なので、医療保険とはおさらばするわけにはいかないでしょう。
健康な身体でないと医療保険もいろいろと加入には制限がありますが、その方面に手厚い内容へと契約を見直すタイミングです。