【子どもが自立した時】
子供が園児や小学生のうちはこれからお金がかかるので、旦那さんが亡くなってしまうと生活費や学費で大変苦労をされるでしょうから、
大黒柱の死亡保障は余裕を持って3千万円とか5千万円に設定するのが望ましいです。
でも子供が就職して自立したら、いつ旦那さんが亡くなってもそんなに金銭的に苦しむことはなくなります。
子供にはお金がかからないので残された妻が生活できるだけの死亡保障があれば、充分やっていけるのです。
ひとり分の老後の心配だけすればいいので、生命保険の掛け金を減らしてその分貯蓄に回したほうが良い、そう判断を下すタイミングとなります。
貯蓄の意味合いを持つ保険はそのままでもいいですが、掛け捨ての定期保険はもう重要ではなくなるので死亡保障を縮小させるのです。
なんなら定期保険は全て解約してもいいでしょうし、保険ショップで相談したり親類はどうしているのか聞き取り調査ですね。
【家の購入時】
これはローンの支払いが大変になるので月々の支払額を減らしたい、頭金で貯金の大半を失ったので生命保険を解約したいと考えてしまいますが、
その反対に死亡保障を大きく増やさなければならないタイミングです。
住宅ローンが残っているのに一家の収入源である夫が他界してしまうと、多額のローンを支払い続けることが困難になってしまいます。
大型テレビや冷蔵庫のローンならば少し無理をすれば続行鵜可能でしょうが、住宅ローンが十年以上も残っていたら死亡補償をあてにしない限りは
諦めて住宅を手放すことになるでしょう。
なので死後に残ったローンを支払い続けられるだけの死亡補償に変更するのです。
それ以外の生活費や養育費に加えて住宅ローンの支払い分も上乗せされた保険金を手に入れられないと、その住宅を売り払って賃貸へと引越ししなければならなくなり、
その後の生活に不安が残ってしまうでしょう。
なので住宅ローンを組んだ際には保険の契約内容も見直すのです。
【家の売却】
あまりないかもしれませんが住宅売却時も生命保険の内容を見直すタイミングでしょう。
一時的にですが大金を入手して気が大きくなりますが、誘惑に逆らわずにどんどん浪費していたらすぐに貯金は底をついてしまいます。
なんのために住宅を売却したのか、その理由にもよりますが金銭的に苦しいわけではないのなら貯蓄に回すのが正しい判断となります。
定期貯金をしたり株式に投資したり外貨で預金するのも財テクのアイデアとしては有効な手ですが、貯蓄を兼ねた保険に加入するのも悪くはありません。
老後に備えて最近ではそうしたタイプの商品も多くありますし、保険ショップで「住宅を土地と一緒に売ったから結構な金額が手元にあるんだけど、
なにかいい保険はないかな?10年後や20年後に加入して良かったと思えるようなのを希望するんだけど、2年後にそう思える保険でもいいよ」とFPに声をかければ、
それっぽいプランを提案してもらえるでしょう。